2014年06月01日

「Rainbow Project」の輪が広がって

昨年からJapan Chapterは「南三陸ミシン工房」を応援していますが、最近周りの人達に声を出して工房の存在を知らせることも大事だなと実感しました。

ある時工房の“Hung In There”とプリントされた「がんばっぺしバック」にお財布を入れて近所の美容院に行きました。お店の人が目ざとく見つけて「それ何?」というのでミシン工房の話をしました。するとそのオーナーが「それではいくつかレジの横に置きましょう!」と言ってくださいました。これを買ってくださった人はきっと東北に思いをはせてくれることでしょう。

また、私のクライアントのある病院に行った時、雑談の中でミシン工房の話をしました。
その病院は長年チャリティーバザーを開いていますが、今年はミシン工房の製品をバザーに出したいと企画してくださいました。そして、モノを売るだけでなくその存在を知ってもらうのも支援の一つということで、畳一畳分の大きなポスターを作成してくださいました。5月24日の五月晴れの土曜日に駐車場で食べ物の屋台などと並んでバザーが開かれ、たくさんの人たちが「南三陸ミシン工房」のことを目にしてくれました。
その写真をミシン工房さんに送ったら「今まで自分たちで開催したイベントでもこれほど大きなポスターを作ったことはない」と喜んでくださいました。

被災から3年たつと3月11日には黙とうをしてもあとはつい忘れがちになっているのではないでしょうか。
私達もいまだ厳しい状態の中で頑張っている南三陸の女性たちのことを思い出し、人に伝え、東北のことを忘れないようにしたいものです。

高桑
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ミシン工房の製品の数々と製作者の女性たちの笑顔
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来場者は若いパパたちもたくさん
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トートバッグや巾着、がんばっぺしバック
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マナトレーディングのファブリックを使ったオリジナルポーチや巾着
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2013年08月01日

Rainbow Project ご報告と御礼

IIDA Japan Chapter 設立30周年の記念イベント会期中に、南三陸ミシン工房支援の第一歩として、Rainbow Project では以下の活動を行いました。
7月 6,7日、13,14日 チャリティマルシェを開催致しました。
会員の皆様から事前にご寄附頂きましたなファブリックスを利用して、ミシン工房さんにオリジナル巾着やカフェエプロンを作製、またIIDA会員や関係者の方々のご協力により素敵作成された小物やバッグなども販売致しましてご好評をいただきました。

7月9日、12日 セミナーでのHappy Tree 参加の呼びかけ

9日 OZONE でのシカゴ IIDA 本部から CEO の Cheryl Durst 女史をお迎えしてのセミナー「The Future of Design and its Global and Cultural Impact」と、12日 木材会館での 建築家ジェフリー・ムーサス氏による記念講演「IIDA Japan Chapter 30th Anniversary Seminar」にて、今年の支援先の南三陸ミシン工房さんのご紹介とHappy Tree 参加への呼びかけをいたしました。満席に近いセミナーでたくさんの方に活動を知っていただき、ご支援のHappy Tree を大きく育てていただきました。ご協力ありがとうございました。
12日はセミナー参加の皆さまには、会員から南三陸ミシン工房さんとつながることのできるポケットティッシュをお渡しさせていただきました。

7月15日 「南三陸の女性たちと歩んできて」 代表 熊谷氏の話とミシン工房商品の販売会

15日 OZONE にて、南三陸ミシン工房 代表熊谷氏より、ボランティアから始まって今に至るまでの道のりや南三陸の現状とそこに暮らす人、お母様たちのこと、ミシン工房の活動についてなど貴重なお話しを頂きました。涙なしには聞くことのできない変わらない現状、その中から自分たちをみつめ「おらほもあんだほもがんばっぺし!」と私たちへの応援メッセージをくれるおらほもあんだほもがんばっぺし!Bagなどの販売会をいたしました。

販売会では、通常の2倍の作品をお持ちいただいたとのことでしたが、なんと、完売!!!

イベントにご来場いただき、支援先である南三陸ミシン工房さんを知っていただき、そしてこのProjectにご賛同いただき、感謝いたします。皆様のお気持ちは工房設立資金として届けさせていただきます。本当にありがとうございました。

また秋には、この南三陸ミシン工房さんを応援に現地を訪れるツアーを企画予定です。お楽しみに。

Rainbow Project 担当 原口恭子 渡邊あや

*Webサイトもご覧ください →こちらから
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2012年10月16日

Rainbow projectに参加できたことに感謝いたします

一緒に仕事をしている主人の実家は仙台。
今年のお盆は帰れそうになかったので、ずらして帰ろうと話していたところ、ちょうどこの企画を知り、是非とも参加させていただきたく、帰省をこちらの日程に合わせることにしました。

当日の朝、保育園あいはらに着いて・・
海がすぐ近く、裏には川もあり、あたりに高台もなく、これは地形的に大変な場所だなと思いました。
でも上を見上げれば、澄んだ空がどこまでも広がっていて、こんなに穏やかなところなのに・・とずっと眺めていました。

さて、作業が始まり、私と主人は室内のカーテン・ロールスクリーンの取り付けを担当させていただきました。引越しが多く、何度も取り付けをしているのが、思いがけず発揮することができました。

ボートハウスは、小柴さんチーム他みなさんの素晴らしい作業で見る見る出来上がっていきました。カーテンを取り付けお花も飾り付けると、本当に可愛らしいボートハウスで感激いたしました。

今回、Rainbowプロジェクトに参加させていただいたこと、大変感謝しております。
また、この気持ちを自分でも継続させていくことが大切だと改めて思いました。

保育園あいはらの園児たちが、これからたくさんの素敵な笑顔につつまれますように。

Web担当 ピュアポート 安達

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2012年10月14日

「あいはら」にログハウスを

今回、石巻を訪ねる機会を得られて感謝しています。

日曜日1日だけの参加ではどこまで出来るかしらと心配していたのですが、園に到着したら今にも完成するような気配が、、、
朝から仙台組と園児のお父さん方も加わって手際良く準備がされていました、ありがとうございました。
本当にお世話になりました。

ログハウスの小物もイオニアさんの赤い可愛いらしいカーテンにボタンでワンポイントされていたり、陶器の破片のタイルとか、職業人ならではのアイデアが満載のプレゼントになっていました。
他にもIIDAの手描きタイルのプレートや素敵な下準備もバッチリで、仕上がりが楽しみな予感が一杯のログハウスでした。

大工仕事にも相応しい天気で、皆さん日焼けされたのではないでしょうか。
笑顔がまぶしくて楽しい時間を過ごしました。

お掃除に園の裏手にまわると大きな帆立貝が、窓越しに保母さんのお話を伺うと震災時に流されてきたものとか。
海の直ぐそばでもないのに思うのですが、それほどの津波の勢いに今更ながら言葉を失います。
たぶん地元の方には判る痕跡が広範囲に残っていることと思います。

東京に居るとどんどん過去の出来事にしか思えなくなるような気がしますが、忘れないことと継続的な支援が大事だと実感しました。
一人の微力さも集まれば大きな力に。

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水嶋由里江
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2012年10月04日

子供達の運命の分かれ道・・・!

3月11日、あの恐怖の起きた時間はまだ、園児達は保育園にいた時間でした。
園児達が津波から避難する際、逃げようと思った道が車の渋滞で通ることが出来ず
園長先生の判断で別の道から逃げた事で園児全員が無事だったそうです。
津波の水は天井まで上がったそうです。
その話を伺ったとき、鳥肌が立ちました。

こんな怖い思いをした子供達の心の中は・・・
これから成長の過程で影響は・・・
いろいろ計りしれません。

最初子供達に会った時、考えられない程皆が大人しく、良い子であることに驚きました。
急に現れた大人達(Rainbow project)に戸惑いを感じたのか
恥ずかしがり屋の子供達は緊張しているのか・・・
それとも、やはりあの日の恐怖を引きずっている為なのか・・・

でも、その心配は吹き飛びました。

ギンガムチェックのカーテン
子供達の絵
陶器のモザイクタイルを一つ一つ貼った扉
お花ボックス
飾りつけは子供達も手伝って、皆の復興を願う意気が吹き込まれ
子供のハウス、ボードハウスが出来上がりました。

自分達が参加したんだという自信ではしゃぐ子供達。
子供本来の笑顔、大きな声でおしゃべりする姿を目の当たりにし
今までよぎっていた心配がすっかり解けました。


日頃、IIDAの頼もしいキャリアウーマンの皆さんが
当日、汗びっしょりになりながら働くエプロン姿は、
元気なお姉さん
やさしいお母さん
はつらつとした若々しい祖母様の顔になり、ひとりひとり輝いていました。


園長先生の感謝のお言葉や先生達の涙も忘れられません!
皆様、本当にお疲れ様でした!


徳永 菖子




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